治療の流れ

ウッドデッキでお迎えしています。

受付スタッフが笑顔で応対します。
クリニックはバリアフリーの建築です。車椅子のままお入りいただけます。

 当クリニックでは、はじめに患者さんに受付票を記入していただきます。A3サイズの大きい見やすい受付票です。それぞれの質問の下に、質問をお伺いする理由も記載しています。分かりにくかったり、見えにくいなどがございましたら、遠慮なく受付スタッフにお申し付け下さい。

 

受付票のご記入が終わりましたら、受付スタッフにお渡しください。この後、検査スタッフから呼ばれます。検査スタッフから受付票の内容について、もう一度確認しながらお話をお伺いします。ご心配なこと、困っていることなど、ご遠慮なくスタッフにお伝えください。

患者さんにとって優しい眼科クリニックであるために一人ひとり、スタッフが検査・処置など患者さんをご案内いたします。お体の不自由な方などは、お気軽にお申し付け下さい。

 

車椅子のまま検査室まで移動できますが、眼科検査用の車椅子も2台用意しています。眼科検査用の車椅子は上下に動きますので、車椅子のまま検査を受けることができます。スタッフにお申し付けいただけますと、検査用の車椅子を準備できますので、ご遠慮なくお伝えください。

 

患者さんの気持ちになり、安心して検査を受けていただけるように、検査の内容を説明します。それぞれの検査機器について詳しく説明した検査情報をお渡しします。

患者さんの見え方を把握し、安心して視力検査を受けられるように努めます。
視力検査は眼科の検査の中で最も重要な検査ですが、検査を受けてくださる方の協力が必要です。上下左右の丸の切れ目をお答えください。はっきりスッキリ見えなくても、なんとなくでもよろしいですので、切れている方向をお答えください。目を細めてしまいますと、視力検査の結果の信頼性が下がってしまいますので、目を細めずにリラックスしてお答えくださいね。メガネ・コンタクト等の見え方に疑問や心配な点などございましたら、お気軽にスタッフにご相談下さい。

 当クリニックでは、ミラクルチャートという検査器械を使用しております。この器械の中にランドルト環が表示されます。この器械の中で、5メートル先に視標が表示されているのと同じ状態が作られていますので、患者さんは器械の1.1メートル前に座っていただいたままで、視力測定することができます。そして、0.03という低視力視標も表示することが可能であり、また、周囲の患者さんからは、測定されている患者さんの見ている視標は見えませんので、低視力というプライバシーも守られると考えています。

検査が終わりましたら、診察室の前の中待合でお待ちいただきます。スタッフが、検査室で行った検査結果について、用紙に記入してお渡しします。

検査結果には、視力検査の結果として、裸眼視力(メガネをかけていない視力)、眼鏡視力(お持ちの眼鏡で測った視力)、矯正視力(一番視力の出る眼鏡をかけて測った視力)、眼圧(目の硬さの数値で、緑内障の検査の一つです)、さらに角膜内皮細胞を検査した場合は、その検査結果も記入しています。検査結果の用紙をお渡ししながら、スタッフから検査結果の説明がございます。

 

診察に呼ばれるまで少しのお時間ですが、「本日のクイズ」「本日の雑学」「優しい眼科情報」「先週の優しい眼科」などの掲示をお楽しみ下さいませ。


診察室からお呼びします。お待たせ様です。

 

診察室には黄色の導線を描いています。ドアを開けましたら、まっすぐお入りください。
左手に黄色の椅子がございます。どうぞお座りください。

 

お荷物がございましたら、右手のウッドの籠にお入れください。
付添いの方は右手に白い椅子がありますので、ご一緒に入って、お話を聞いて欲しいと思います。
眼鏡をかけている方は、左側にある器械に眼鏡置きがありますので、眼鏡をたたんでおいてくださいませ。

左側から機械がスライドして出てきますので、前のめりにならないようにお座りになってお待ちください。

左側から機械がスライドして出てきますと、このようになります。顎台に顎をのせて、額を前の額当てにつけてください。診察室の電気が消えて、診察になります。診察した目の画像は、コンピュータに保存します。診察の後、左手にあるモニターでお見せしながら、病状の説明をします。涙の状態や、角膜・結膜などに病気がないかチェックします。目の症状など、お気軽にご質問下さい。
眼底検査が必要と判断しましたら、瞳を広げる目薬を入れます。目薬が効くまでに30分ほどかかりますので、いったん入口の方の広い待合室でお待ちいただきます。瞳を広げる目薬は、4〜5時間作用しています。お天気の良い日には外に出ますとかなりまぶしく感じますので、診察終了後すぐの自動車の運転は危険です。しばらく運転はひかえていただきたいと思います。可能であれば、どなたかに運転して連れてきていただくのがよろしいかと思います。運転した場合には、後日に精密眼底検査を受けていただくのがよろしいかと思います。

目薬が効いてきましたら精密眼底検査になります。眼底検査では、目の中の端の方まで詳しく診せていただきます。そのためには、お顔を動かさずに、目だけを動かして手伝ってもらいます。当クリニックでは、上→右の上→右→右の下→下→左の下→左→左の上の順番に目を動かしてもらいます。ついついお顔も動いてしまいますが、頑張って目だけを動かして手伝ってください。目をつぶってしまうと、目は上にいってしまいます。どうぞ片目をつぶらずに両方の目を一緒に動かすように頑張ってください。真直ぐ見るとき以外は、ほとんどまぶしくないと思います。ご自分の目の中の血管(網膜血管)の影が見えるように感じると思います。その後、黄色い椅子を左側に回してもらって、眼底写真を撮影します。眼底写真もすぐに左手のモニターに映りますのでしっかり説明させてください。

診察の結果は診察券の中にも記載しています。詳しく診せていただいて、問題なければどうぞご安心ください。何か病気が見つかった場合は、投薬、処置、手術など、その方に最適な治療法を説明します。わからないこと、心配なこと、今後のこと、ぜひ聞いてください。安心して、笑顔でお帰りいただけるよう、自分の家族だったらどうしたらいいか、を常に心において、説明させていただきます。

眼科の病気の中には、緑内障、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性症、ドライアイなど慢性的で定期通院が必要な場合が多々あります。白内障もすぐに手術が必要でない場合は、定期的な通院が必要になります。通院治療に前向きに取り組んでもらえるように、一緒に頑張っていきましょう。その時には、次回の受診の時にもお待たせしないように、次回診察の予約を入れてください。予約の方を優先に診療していますので、予約の方は、ほとんどお待たせしない体制が整っていると思います。早期発見・早期治療で生活に困らない視機能を保てるように、患者さん、ご家族の方と一緒に明るい生活ができるようにお手伝いしたいと思います。

早くよくなってもらうために

早く治すために大事なこと

 

眼のことに関わらず、何か症状や病気があると、気分は沈むし、日常生活やお仕事の上で、何かと不自由があったりと大変ですよね。

やはり、一日でも早く治すことができたら一番良いですよね。

私も、眼科医として適切な診断と処置、手術や投薬などで皆さんが一日でも早く不自由な状態から抜け出せるよう、常に最大限の診療を心掛けています。

ですが、症状や病気というものは、私たち医師と、患者の皆さんとで、一緒に治していくものです。

皆さんの「治そう」という気持ちが弱いときと、強いときとでは、症状の良くなり方が違うものなのです。

日常生活の上で、どうしてもできない場合などは仕方ありませんが、できるだけ、薬の使い方を守ったり、次回通院するタイミングなど「医師がお願いしたこと」はできる限り、守っていただけると症状も、早く良くなると思います。

また、説明がよくわからなかった場合や疑問などは、遠慮なく医師におっしゃってくださいね。

私たち医師は誰もが、患者さんが困っていることを、一刻も早く取り除いて、楽にしてあげたいと日々頑張っています。

皆さんも、早く治すために一緒に頑張りましょうね!