やさしい眼科のお話

(株)道新たちばな販売所が発行していますスマイルのなるほど医学のコーナーに連載させていただくことになりました。

 

(株)道新たちばな販売所さんは、私が住んでいる地域の北海道新聞の販売所です。ですので、いままでもスマイルは読ませていただいておりました。第、第、第月曜日に発行されていて、もう100号を越えています。プレゼント企画や事件の情報など、地域に密着した情報とともに、私が楽しみにしていましたのは、意外と「はるえ」ばあちゃんのマメ知識です。春光、住吉を中心に7600世帯に配布しているとのことです。今回、なるほど医学のコーナーに掲載のお話をいただきましたので、はりきって書かせていただくことに致しました。掲載される度に、ホームページも更新できますし

2005.4.18 記


「◯◯のあれこれ」

2014922日発行 (株)道新たちばな販売所発行のスマイルの「◯◯のあれこれ」にインタビューが掲載されました。

101日「メガネの日」から1010日「目の愛護デー」までの10日間の「目とメガネの旬間」にちなんで、なるほど医学でおなじみ、こんの優眼科クリニックの今野先生にインタビューしました!

2回に分けて掲載します。

 

質問1.目の健康を保つ為に、気をつけていることは

私は近視で、小学5年生から眼鏡を掛けています。今では、かなり眼鏡のレンズが厚くなるほどの強い近視です。仕事のときは、遠近両用ハードコンタクトレンズを使用しています。コンタクトレンズは、どうしても目の負担になりますので、家に帰ったら、すぐ眼鏡に替えることを実践しています。毎日、しっかり擦り洗いをして、定期的に新しいレンズに取り替えています。コンタクトレンズはとても便利なものですが、正しく使わないと目に害を与える危険性もあります。眼科医の私が、コンタクトレンズで目にトラブルを起こしては困りますので、正しいコンタクトレンズケアを実践しています。コンタクトレンズをしていますと、ドライアイになりやすいので、瞬きの回数を多くするようにも、気をつけています。

 

質問2.目の健康に関して、気をつけるべきことは

幼児期~児童期:

お子さんの目のことで、何か心配がありましたら、まずは眼科を受診してください。小さい時期は視力の発達にとって、とても大切な期間です。小さいお子さんに眼帯をしてしまいますと、視力が出なくなることもあります。自己判断せずに、まずは眼科にご相談を。

ティーンエイジャー:

コンタクトレンズを使用している方も多いと思います。一日中、レンズをつけていますと、黒目に酸素が行きにくくなります。黒目は涙から酸素をもらって呼吸しています。お家に帰ったら、すぐ眼鏡をかけましょう。また、最近カラーコンタクトレンズ(カラコン)でのトラブルが急増しています。カラコンは素材に問題があるものも見受けられ、手入れもきちんとせずに使用している方もいます。カラコンを使いたい方も、是非眼科で相談して下さいね。

青年期~中年期:

緑内障は40歳以上の方の17人に一人の割合と考えられ、自覚症状がないため、進行するまで、気がつかない場合があり、現在、失明原因の1位になっています。40歳を越えましたら、症状がなくても、一度眼科での検診をお勧めします。

高齢期:

白内障は誰でもなる加齢現象ですが、白内障と思って受診される方の中に加齢黄斑変性という病気が見つかる場合もあります。見えにくいなと思ったら、まずは眼科を受診してください。


20141027日発行 (株)道新たちばな販売所発行のスマイルの◯◯のあれこれ」にインタビューが掲載されました。

101日「メガネの日」から1010日「目の愛護デー」までの10日間の「目とメガネの旬間」にちなんで、なるほど医学でおなじみ、こんの優眼科クリニックの今野先生にインタビューしました!2回に分けて掲載します。

 

質問3.日々の生活の中で目の疲れを感じている人も多いかと思います。

目の疲労回復方法を教えて下さい。自宅でケアをするなら、目の汚れを落としてくれる洗浄液の使い過ぎはいけません。すっきりとして、目がきれいになったと実感できるかもしれませんが、目の表面には目を守るために必要な成分が多く含まれています。洗浄液の使い過ぎは、その大切な成分まで洗い落としてしまう可能性があるので、基本的には異物が入った時だけにしてください。そして、より目をいたわろうと、まぶたの上から眼球を直接マッサージする方がいますが、これはNGです。マッサージをする場合は、目の周りの骨の部分を軽く押すか、こめかみをやさしくマッサージしてください。また蒸しタオルなどで温めると血流が良くなり、充血や目の疲れが緩和されます。

 

質問4.お客様へのメッセージをお願い致します。

目に起こるトラブルは、体が悲鳴を上げているサインでもあります。まずはご自分の生活環境を振り返り、無理のない規則正しい生活を心掛けてください。それでも改善されない場合は、放置せず、眼科医に一度相談してください。眼科での検査は基本的に痛くないものです。目薬を入れて、眼底検査をすることもありますので、ご自分で運転しないで、受診していただけましたら、有難いです。